私は親鸞学徒の一人

親鸞学徒とは

 高森顕徹先生は常に、「私は親鸞学徒の一人」とおっしゃっています。
 親鸞聖人のみ教えを、正確に、1人でも多くの人にお伝えする人を親鸞学徒といいます。
 親鸞会は、聖人の教えを正しく学び、正確にお伝えしていく親鸞学徒の集まりです。

正本堂落慶グラフより

 親鸞聖人のみ教えを、正確に、一人でも多くの人にお伝えする人を親鸞学徒という。

 自らが救われて、聖人の教えをよく学び、布教せずにおれない自信教人信はもちろんだが、聖人の教えを正しく学び、正確にお伝えしていくのが親鸞学徒である。

 この親鸞学徒のただ一つの使命を、踏み外さずに実行していく限り、親鸞学徒の未来は限りなく広がっていくであろう。

 親鸞学徒の鑑というべき大先達は、蓮如上人や覚如上人である。

 蓮如上人は、あれだけ多くの御文章で教えられていることは、常に親鸞聖人のみ教え以外には説かれていない。覚如上人もしかり。両上人とも、ご自身のことは全く書かれなかった。

 親鸞学徒が朝晩の勤行で拝読する「聖人一流章」は、「親鸞聖人の生涯教えられたことは」で始まり、最後まで聖人の教えばかり。蓮如ご自身のことは何もない。それは、どの御文章にも一貫していることである。

 あえて自らのことを記されたものを挙げるとするならば、
「他力の信心ということをば今既に獲たり」
「あら、心得やすの安心や。又、あら、行きやすの浄土や」
『領解文』
などである。

 これは蓮如上人のことともいえるが、信心獲得したすべての人に通じていえることである。

 覚如上人の多くの著作でも、ご自身のことを告白していられるのは、
「われ已に本願の名号を持念す、往生の業すでに成弁することをよろこぶ」(執持鈔)
ぐらいで、あとは親鸞聖人の教えの開顕ばかり。

 これこそが親鸞学徒の姿である。

 両上人とも、ひたすら親鸞聖人のみ教えの徹底にのみ、力を尽くされていることが分かる。

 蓮如上人は、それによって日本全国に聖人の教えを弘宣することができたのだ。常に親鸞聖人のお言葉を提示して、懇切丁寧に説き明かされている。それでこそ、日本中に浄土真宗が浸透されていったのである。

 だが明治以降、急速に浄土真宗は廃れていった。この真宗の危機に敢然と立ち上がった人は、今日まで一人や二人ではなかった。その中には可なりの人もあったが、結果はみな、線香花火で終わっている。現今はすでに跡形もない。

 蓮如上人の再来か、真宗の再興かと騒がれ、一時は若者も多数結集したが、その人の死とともに雲散霧消した。それが紛れもない現実である。

 同じ轍を踏んではならぬ。前車の覆るを見て、後車の戒めとしなければならない。

 今にして静かに、それらに共通していたことを考えれば、自身のことばかりが語られて、聖人の教えの徹底がおろそかであったことに気がつく。

 それらが、後日痕跡もなくなった根本原因は、蓮如上人や覚如上人の布教精神に反し、親鸞聖人のお言葉をもって、教えを徹底しなかったところにある。真の親鸞学徒ではなかったからにほかならない。

「真宗の危機は人類の危機」と立ち上がった本会は、この廃れ切った浄土真宗をいかに復興するか、親鸞聖人のみ教えを全人類に徹底するにはどうすればいいか、これ一つを目的としている。一切の活動は、そのためにのみなされる。

 なれば我々は、蓮如上人や覚如上人を鑑とする真の親鸞学徒でなければならない。かかる自覚を、我々は一刻として忘れてはならない。

「親鸞聖人はここにこうおっしゃっている」と、常に聖人のお言葉を、まず示す。親鸞聖人のみ教え一つを伝えられた、蓮如上人のごとく、覚如上人のごとく。

 この親鸞学徒の本道を突き進む限り、親鸞会の発展は無限である。親鸞聖人のお言葉は、それだけ尊く、重く、深く、類なきお力があるのだ。弥陀の直説だからである。

 親鸞聖人のお言葉を提示して、その正しい御心を徹底していく。浄土真宗と、全人類の輝ける未来は、この一点にかかっているのである。

高森顕徹 公式サイト
更新履歴

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