(10)忙しい人ほど勉強できる
    暇を盗む

光に向かって100の花束

 ある成功者のところへ、1人の学生が訪ねていった。
「こうにも世の中が忙しくなってきては、勉強する時間がありません。まことに困ったものです」
 そのとき、大喝一声。
「ばかなことを言うな。用事が多いからこそ勉強ができるのだ。君たちは暇があれば寝てばかりいるだろう。勉強する時間というものが特別にあるのではない。忙しいときにこそ、暇を盗んで勉強するのが本当の勉強である。用事が多いから勉強ができぬ、などと言っている者は、暇になれば遊んでばかりいる者だ。他人が勉強しているときに負けずに勉強し、他人が休んでいるときも勉強してこそ、他人より優れた成果をあげることができるのだ。忙しい時間を活かすか殺すかは、その人の覚悟次第である」 と、諭したという。

「光陰矢のごとし」と古人は言った。

 まことに月日のたつのは早い。昨日今日と思っていることが、すぐ2カ月、3カ月となり、半年や1年は、またたく間に過ぎ去ってしまう。毎日、郵便、電話や応対などの雑務に追われ、忙しい忙しいで、己の本分がなかなかはたせない
 無常は迅速であり、生死は一大事である。
 一刻たりとも、おろそかにはできぬ。

高森顕徹著 光に向かって 100の花束より)

 

 

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更新履歴

2012.01.30ヤシの木の下で昼寝をすると、幸福になれるのか? 楽園にいたカロザース(光に向かって)

2012.01.30目先に一喜一憂しては、遠大な未来を見とおせない(光に向かって)

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2011.11.22工夫とねばりが大切。何事も早く見切りをつけてはならない(光に向かって)

2011.10.17あとがき
(親鸞聖人の花びら)

2011.10.17はじめに
(親鸞聖人の花びら)

2011.09.30賢者は何人からも学びとる敵将の献策をもちいた韓信(光に向かって)

2011.09.30迷うことなく自分の道を進んでゆくということは、なかなかに難しい(光に向かって)

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2011.08.03逃げ場がないから必死に戦う 数千の韓信軍、二十万を破る(光に向かって)

2011.06.21殿さまの命令に従わなかった船頭(光に向かって)

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2010.05.25ああ、おれも子供に門番にさせられることがあるのか(光に向かって)

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